この世のどこかにあるとされる最高の富と地位と名声を一つの形にまとめた世界最高峰の秘宝「碧(あお)の光」。 文明が発達した古代、中世と幾度の戦争を繰り返し政権交代の度に持ち主が変わった。 それは正に所有者が世界最大の権力を持つ事を意味する「全ての力の象徴」だった。 しかし、「碧の光」は忽然と姿を消した。 「碧の光」が無くなった事により ある意味よいバランスを保っていた世界は崩れ それから50年 戦乱が続く…。 若き時代のチェスター5世が世界を統一するまで。 今となっては「碧の光」は完全に伝説上の秘宝となった。 存在すら知らないと言う者も少なくなかった。 しかし、ここで運命が大きく変わってしまう。 突然、チェスター5世が「碧の光」に賞金をかけたのだ。 世界統一を果たしたチェスター5世が住んでいる城エディーマ。 この城の城下町にツキモチは住んでいる。 ツキモチは毎日をほのぼのと過ごしていた。 もちろんトレジャーハンターになどなる気もなかった。 しかし隣の家に住む「かやもち」がいきなりツキモチの家に押し入った。